シニア世代の女性が「孫から呼ばれている呼び名」はどんなの? 2位「おばあちゃん」、1位は?
株式会社ハルメクホールディングス(東京都新宿区)の『ハルメク 生きかた上手研究所』とミキハウス子育て総研株式会社(大阪市北区)は、「家族の呼び名と関係性」に関する意識調査の結果を発表しました。同調査によると、シニア世代の女性が孫から呼ばれている呼び名は「ば〜ば」「おばあちゃん」などに回答が集まったそうです。
【調査結果を見る】「孫への接し方について」実母・義母の本音
調査は、全国の50〜85歳の女性283人および子どもがいる20〜54歳の女性913人を対象にインターネットで実施されました。
50〜85歳の女性(以下、シニア世代)に「孫から呼ばれている呼び名」を聞いたところ、ダントツで「ば〜ば」(41.3%)が最多に。以下、「おばあちゃん」(22.6%)、「ニックネーム」(8.8%)が続きました。
一方、子どもがいる20〜54歳の女性(以下、ママ世代)に対して、「子どもは実母や義母のことを何と呼んでいますか」と複数回答可で聞いたところ、こちらも「ば〜ば」(44.7%)が最多となりました。ほか、「おばあちゃん」(17.3%)、「ニックネーム」(11.0%)と続き、シニア世代の回答と同様の結果となりました。
ちなみに「ニックネーム」「その他」と回答したシニア世代53人とママ世代164人に自由回答で答えてもらったところ、「〇〇ちゃん(あーちゃん、ババちゃんなど)、「ばーやん」「ババたん」「グランマ」などが挙げられました。
なお、92.9%のシニア世代が「孫から呼ばれている呼び名を気に入っている」(気に入っている45.3%・まあ気に入っている47.6%)と回答しています。
次に、シニア女性に対して「孫にしてあげたいこと」、ママ世代には「子どもにしてもらって嬉しかったこと」をそれぞれ複数回答で答えてもらったところ、両世代ともに「お祝い行事など祝う」(シニア世代79.2%・ママ世代75.1%)が最多となりました。
さらに、シニア女性に対して「孫に教えたいこと」、ママ世代には「子どもに教えてもらいたいこと」を同様に聞いたところ、両世代ともに「やさしさや愛情」(同65.7%・同67.8%)が最多となりました。
なお、「孫にしてあげたいこと」「子どもにしてもらって嬉しかったこと」について、世代間で差が大きかった回答は「身の回りのお世話」(同23.7%・同57.0%)でした。また、「孫に教えたいこと」「子どもに教えてもらいたいこと」では、「道徳や不道徳の分別」(同42.0%・同30.3%)、「あそび」(同28.6%・同49.7%)でした。
最後に、両世代に対し、孫(子ども)への接し方について「遠慮していること・本当はこうしたい(こうしてほしい)と思うこと」を聞いたところ、シニア世代からは「子育ては親がするものだから言わないようにしている」「もっと会いに行きたいが頻繁にいかないようにしている」、ママ世代からは「もっと気軽に遊びに来て沢山子ども達と触れ合って欲しい」「もっと積極的に接して欲しい」といった声が寄せられたそうです。
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調査を実施した同研究所は、「少子高齢化の社会では、世代間のギャップを越えて、お互いが助け合うことが大切です。ポストコロナ時代で、リアルに会うことができるようになりました。お互い遠慮せずに本音で語り合い、一緒に楽しく遊び、触れ合う時間・思い出を増やしてはどうでしょうか」と述べています。
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【出典】
▽ハルメク 生きかた上手研究所・ミキハウス子育て総研調べ
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